夏場、夜に寝汗をかいたり、昼間の暑さで汗をかきすぎて、あせもが出きることがあります。
さて、あせもはどうして出きるのでしょう。 汗の出る汗腺(エポクリン汗腺)が汗やホコリ、垢などで塞がってしまい、汗が皮膚の中に溜まって炎症を起こしたものが、あせもだ。 汗腺にはエポクリン汗腺の他に、ワキや陰部など特定な部位にあるアポクリン汗腺がある。 アポクリン汗腺が炎症を起こすと黄色ブドウ球菌が原因でおできが出きやすくなる。 痒くて赤い粟粒大の水疱が出きる紅色汗疹(赤いあせも)の他に、角質層など浅い所に出きて痒みや痛みのない小水疱が出きる水晶様汗疹(白いあせも)、皮膚が擦れ合う場所に出きる膿(無菌性)を持った膿疱性汗疹などがある。 あせもに細菌が感染したら化膿性汗疹(あせものより)になり、ひどくなると熱が出たり、リンパ腺が腫れたりすることもある。 <あせもの予防対策> 1、皮膚をいつも清潔に保ちましょう。 ・汗はこまめに拭き取ったり、お風呂やシャワーで洗い流す。 ・炎症が起こっているところを、洗い過ぎて刺激を与えない。 2、吸湿性、通気性のよい衣服を着る。 ・暑いから裸のままでいると、汗は蒸発できず汗腺を詰まらせています。 ・ベビーパウダーは汗を吸収してベタつきを摂りますが、塗りすぎると汗腺を詰まらせて刺激を与えることもあるから、塗る時は少量にしてください。 3、汗を適度にかく。 ・汗は体温調節になくてはならないもの。成長期に汗をかくことで、汗腺を発達させるので汗はかいた方がいい。清潔に保っていれば大丈夫です。 子供の方が、あせもになりやすいイメージがありますが、エポクリン汗腺の数は、200〜300万個あって、子供も大人も同じ。 子供の方が、よく汗をかくので、大人に比べて汗腺数の密度が高いからなりやすいのである。 お薬や健康の悩みは、ふくみみの薬局・薬店で、薬剤師にご相談ください。 http://www.fukumimi.net/
by fukumimine
| 2012-07-19 10:58
| 健康
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