ヨハンナ・スピリ作「アルプスの少女ハイジ」と、フランシス・ホジソン・バーネット作「秘密の花園」を読んだら気になったことがあった。
「アルプスの少女ハイジ」に登場するクララと「秘密の花園」に登場するコリンは、2人とも病気で、様子がよく似ている。 1、一人っ子、好きな食べ物を好きなだけ食べる。 2、母親が早く他界しており、父親が留守にしがち。家の中で1日中お手伝いさんと過ごし、太陽にあたらない。 3、足が動かない。 4、自分では動けない。もしくは動かなく、車椅子を使用。 5、青白く痩せている虚弱体質 6、いつも肝油を飲んでいる(クララ) そして、2人は周りの愛情深い人々に影響を受け、家の外に出掛け、新鮮な空気や太陽を浴びて歩けるようになるのです。 脚気、くる病に似ていますね。 脚気とは、ビタミンB1の欠乏によって起こる。 はじめに疲労、苛立ち、睡眠障害などが起き、足指の異常な感覚、焼け付くような痛み、こむら返りなどが起こる。 そして、立ち上がることが困難になってくる。 最近、糖分の多い清涼飲料水や即席ラーメンなどのインスタント食品(ビタミンB1が含まれていない)の過剰摂取による若者の脚気が増えている。 くる病とは、ビタミンDの欠乏によって起こる。 筋緊張の低下、筋力低下が起こり、歩行障害が現れる。 O脚やX脚など下脚の変形を生じることもある。 クララやコリンは、ずっと家の中に居て、太陽の光を浴びることが少なかったから、ビタミンDが不足していたのかもしれません。 贅沢な食事を摂っていたり、お菓子ばかり食べていて、ビタミンB1も欠乏していたことも考えられる。 2つの物語が共通して教えてくれていることは「心の健康がカラダの健康をもたらす」ということかも。 お薬や健康の悩みは、ふくみみの薬局・薬店で、薬剤師にご相談ください。 http://www.fukumimi.net/
by fukumimine
| 2012-07-12 10:34
| 健康
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