以前、お笑いコンビのテツ&トモのネタで「海の中で昆布からダシが出ないのなんでだろう〜?」というのがありましたが、覚えていますでしょうか。
なんでだろう、なんでだろう〜。 まずは、ダシについての説明をします。 ダシの主な成分は、グルタミン酸やプロリン、アラニンなどのアミノ酸。 アミノ酸は、私達の生命を維持するために不可欠なタンパク質やペプチドを構成する物質。 タンパク質を構成するアミノ酸は20種類あって、タンパク質の性質や機能を決定する役割もある。 組織タンパク質になったり、ホルモンや神経伝達物質になったり、ポルフィリンやグルコースになる。 つまり生物は、アミノ酸なしでは生きていけない。 海の中で昆布からダシが出ないのは、海の中で昆布は生きており、生命を維持するために大切なアミノ酸が、外に出ないようにがっちりガードする「選択透過性」というシステムが表皮細胞にあるからだ。 料理に使われる昆布には、うま味成分でもあるグルタミン酸がトマトの約15倍と抜群に多く、壊れた表皮細胞からその成分がどんどん出てくるから美味しいのである。 お薬や健康の悩みは、ふくみみの薬局・薬店で、薬剤師にご相談ください。 http://www.fukumimi.net/
by fukumimine
| 2012-07-18 13:14
| 健康
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