今年は辰年。そう、竜ですね。
竜という字がつく生薬がいくつかありますので、ご紹介します。 「竜眼肉」 虚労、不眠、健忘症などに用いられます。 果物のレイシに似ています。 褐色の硬い皮に包まれて、中にブドウのような果肉があり、黒い大きな種がある。 缶詰になっているものもあるので、食べたことのある方も多いかもしれません。 甘くて美味しいです。 「竜骨」 鎮静、寝汗、出血、下痢などに用いられます。 鹿、サイ、象、マンモスなど大昔の大型ほ乳類の骨の化石。 カルシウムが主成分ですが、アミノ酸やSi、Fe、Al、Mn、Mgなど微量元素が含まれる。 意外と漢方薬に多く入っています。 「竜胆」 胃液分泌促進、腸管運動促進、抗菌、抗炎症作用があります。 熊胆より若く竜の胆のように苦いからか、竜胆というそうだが「りんどうの根」です。 「竜涎香」 咳、意識障害、排尿障害に用いるそうです。 マッコウクジラの腸内にできた病的固形物。 なんか凄いですね (^_^; マルコポーロの書物にも記載されているとか...。 「竜脳」 意識障害、歯痛、眼疾患などに用いられています。 「リュウノウジュ」の樹皮。 宗教用薫香科に使われていました。 楠から樟脳が採れるようになってから、竜脳はほとんど採られなくなりました。 「地竜」 解熱、気管支拡張、抗痙欒、リウマチなどに用いられています。 実は「ミミズ」こと。 驚きますよね。 市販の風邪薬に入っていることがあります。 もちろん、ミミズとは表記されていませんが...(^_^; このように竜がつくお薬が、多く存在します。 効き目が強そうだからでしょうか? さらに、お薬の名前を調べていくとおもしろいことが発見されるかも。 お薬や健康の悩みは、ふくみみの薬局・薬店で、薬剤師にご相談ください。 http://www.fukumimi.net/
by fukumimine
| 2012-06-27 12:22
| 健康
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